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・ハーレーの魅力「ジミーとの絆」

ボタン一つで始まり、ボタン一つで終わる、そんな便利さを追求され尽くされた現代で、 「ペットコックをオンにしてフロートにガソリンが満タンになるまで5秒待ち、スロットルバルブを3回ひねりガソリンを噴射、スロットルバルブを全開にして、空キックを3回蹴り下ろし新鮮な酸素をシリンダーに送り込み、スロットルバルブを全閉してチョークバルブを閉じて、次にピストン上死点を探りあて、イグニッションON、そこからキックアームを蹴り下ろす。 ここまでやって初めて100%キック一発でエンジンがかかるアメリカンモーターサイクル。」

そんなハーレーダビットソンの魅力をこの場で語り尽くすのは不可能と言えます。それは、100年以上の歴史を持つハーレーダビットソンというアメリカで唯一生き残ったモーターサイクルメーカーの何処に魅力を感じるのかは人それぞれですし、リアルタイムでナックルやパンの時代を生きた方とは当然感覚も違います。ですので、ここが魅力ですという答えは申し上げられませんし正解という答えは無いと思います。ですから私個人がハーレーファンの一人として魅力を感じ、一人のメカニックとしてハーレーにたずさわり、一人のユーザーとして魅力を感じた視点から語らせていただきたいと思います。

ハーレーと言えばイメージ的に、現代ではワイルド、カッコイイ、アメ車、ビックV2、重低音の排気音、チョッパー、ドラッグスタイル。そしてショベル以前ですと曲がらない、止まらない、走らない、と意見やイメージは様々です。また、カスタムの分野では巨匠アレンネスの出現と共に超独創的かつ芸術的なスタイルが数多く生み出され私たちを魅了し、多くのハーレーファンを得ておりますし私自身もファンの一人です。


先日、古い友人と偶然都内のとあるBARで出会い音楽とハーレーの事について語り合うことになりました。おそらく6、7年ぶりでしょうか、偶然の再会に懐かしさと共に話も弾みました。友人は現在エド ハーディーと言うファッションブランドを扱うショップを立ち上げ活躍しているとの事で、大変嬉しく感じました。
話は、そもそも女性が美を追求するのに対し男性はカッコ良さをある意味追求しているという点から始まり、ファッション界におけるとても興味深い貴重な話を聞かせてもらいました。

カッコ良さという観点からハーレーにたとえると、ハーレーダビットソンの鼓動、アメリカの魂、キング オブ ハーレーなど素晴らしいほどカッコ良すぎるキャッチフレーズを目にすることは珍しくないと思います。

では小さなアメリカ、アメリカ製との出会いは、いったい何時だったのだろうと思い考えると、これはもちろん人それぞれですが、私にとって実感できるのはコカ・コーラという炭酸飲料水の味だったかもしれません。
そして10才の頃だと思いますが商店街の小さな店で当時「なめ猫」グッツと一緒に並んで売られていた一枚のモノクロポスター、それはジミーこと「ジェームズ ディーン」でした。子供ながらに「カッコイイ!!」とカルチャーショックを受けました。その頃はジミーがどういう人物なのかは知りませんでしたし、実際、関係ありませんでした。、とにかくポスターのような人になりたいと思ったものです。

 

その後当然ながら、大人と子供の間をさまようティーンエイジャーを演じる名作、ジミー主演映画「理由なき反抗」に出会うとともに数々のハリウッド映画などをはじめ、リーバイスの501にスイングトップ、サドルシューズにロックンロール、柳屋ポマードにリーゼント、気付くと、実に、つま先から髪の毛の先端までアメリカ製品。

とりわけハリウッド映画、洋画写真集、KINGエルビスをはじめロックスターの伝記などの背景に度々登場してくるハーレーダビットソンには強い憧れを持ちましたし、私の中では別格の存在となりました。そういった意味ではキング オブ ハーレーといっても過言ではないかもしれません。



私にとってのハーレーの魅力の一つには、良い意味でのアメリカへの憧れ、アメリカのスター的歴史・・・などをスクリーンやコンサート会場以外でここ日本で何時でも、好きなときにバイクとの一体感と共に、生き抜いてきたエンジンの歴史と鼓動を感じて走れるところに大きな魅力を感じているのかもしれません。

現在では排気量も増し、騒音、排ガスなど反社会性の問題もありますが、私自身も憧れたように、いろんな意味で魅力あふれるバイクであり続けてほしいと思います。そして少しでも興味のある方には是非乗って体感していただきたいとおもいます。

また機会がありましたら、ハーレーの魅力の一つであるカスタマイズの魅力、ワンオフの魅力、こだわり・・・など一段掘り下げてご紹介していきたいと思います。

 

メディスンマン カスタムズ 富田 真一

 

 



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